世界に認められるラジウム効果 　 長寿の癒し本舗

　前述以外にも、ショウジョウバエを用いた細胞突然変異の線量におけるしきい値の存在・腫瘍細胞排除能の変動・遺伝子発現量の変動に与える影響・ＤＮＡ損傷の解析などがあります。
　ラジウムによる医学的効果のメカニズム動物実験の結果などから、ラジウムは明らかに生物について、よい結果をもたらすという研究成果が得られています。
　最近の分子生物学など、生命科学の知見で考えると、次のように推測できます。
　ラジウムを受けた場合の医学的な効果は、体が様々な条件に応じて生理的に反応することで制御反応が現れ、良い結果が生まれるのです。
　ラジウムが体を透過する時、体の中で水・分子がラジウムのガンマー線により分解され、反応性の非常に高いフリーラジカルの一種であるヒドロキシルラジカルができます、強力な放射線では、体の至る所で大量にできてしまい、細胞が修復できなくなると体に異常が出たり、最悪の場合死に至ることがあります（原爆の爆心地に近い場所や原子力発電所の近くで炉心の爆発により放射線を受けた場合など線量が500ミリシーベルト以上）。
　しかし、ラジウムによる低線量放射線の場合、細胞内に刺激を与える程度で、それが合図となり、細胞の防御機能を高める働きが生まれます、結果、良い影響を与えます。
　細胞膜や細胞間にある核膜を通過する物質の移動が、体の日常における生命活動の基本です。しかし、毎日体内で行われている代謝の過程でおこる活性酸素や、フリーラジカルなどによって、徐々にこれらの膜を構成する脂質を酸化させ、過酸化脂質が増加し、細胞膜の透過性が失われ、物質の移動がスムーズに行われなくなって、生命活動が低下していきます。特に病気でもないのに体がだるい等が続くと本物の病気になります。
　ラジウムを体に当てるラドンを吸入すると、膜の過酸化脂質が減り透過性が向上します。

　また、世界的にもラジウムの医学的効果について研究発表されています。
　◎気管支炎
　◎胃腸病
　◎結核性諸疾患
　◎神経癌諸症
　◎リウマチ関節炎
　◎神経麻痺
　◎動脈硬化症
　◎脊髄労および骨膜炎
　◎慢性的血液疾患・リンパ管・リンパ液疾患
　◎胸腺・甲状腺・扁桃腺肥大および腫脹
　◎耳鼻咽喉疾患
　◎自律神経失調症
　◎更年期障害
　◎めまいや耳鳴りを伴うメニエル氏病
　◎神経性頻尿症
　◎気管支喘息
　◎鎮痛作用
　その他等があります。
　また、ガン等においては、非常に優れた効果があるとされています。全身に転移したガンにおいても、その効果が確認されています。

　近年、その効果が高いと注目を浴びているのが、ラジウム岩盤浴場やラドン洞窟浴場です。
玉川温泉　日本の秋田県・玉川温泉、アメリカ・ヴォルダー、イタリア・イスキア、オーストリア・バドガスタイン洞窟ラドン浴場が有名な所です。特にヨーロッパでは、ラジウム鉱石は非常に貴重な石で神聖なものとされています。そしてラジウム岩盤浴ではなく、ラドン浴といいます。外国では多くは鉱山の坑道跡を利用して岩盤浴を行っています。世界一と言われるオーストリアのバドガスタイン洞窟ラドン浴場は、以前は金鉱脈を掘り出していた坑道だったのですが、そこの工夫達が、他の鉱山の工夫たちより過酷な条件にもかかわらず、疾病率が低く、また疲れがあとに残らない等不思議に思われていたのですが、鉱山が閉鎖されてから調べてみると、ラドンガスの濃度が半端な量でなく、自然界の数千倍から数万倍と高いことが判明したのです。
　調査研究の結果、人体に対してすごく良い結果をもたらすと報告され、今日医療施設として認められ、保険適用施設とし、病院並みに医師も常駐し、その人にあった利用方法を指導して、ヨーロッパ屈指の療養施設として全世界から湯治客が訪れています。

　ラドン２２２のガスは非常に安定していて、他の物質に影響されない性質があります。その効果は、ラジウムと同等です。
　他のラドン２２０の半減期は約58秒ですが、ラドン２２２は三・七日です。
　ラドン温泉などで、肺からラドンを吸収して体全体に廻る迄に約一分かかると言われています。作用するにはさらに時間がかかります。
　注　人工のラドン温泉はラジウム鉱石でなく、トリウム系の放射性鉱石を使用しているため、ラドン２２０となり半減期は五五秒です。

　一部の医療関係者から、ガン治療で局所の放射線治療の前に全身にラジウムを浴びると、その効は著しく高くなると報告があります。
　「東北大学医学部の坂本澄彦元教授は、死亡率が高く難病とされる悪性リンパ腫で、従来の治療方法では十年後の生存率は約50％だが、低線量放射線を兼用した場合は約85％まで生存率が伸びると報告しています」
　ラットの実験でも、Ａ群とＢ群に分けたラットに、Ａ群には定期的に低線量放射線を当て、Ｂ群は通常通り飼育して、四週目目に中レベル放射線をＡ群Ｂ群共に照射したところ、Ｂ群は全てのラットにその影響が出たのに対し、Ａ群の全てのラットには異常が認められなかったと報告されています。
　定期的に低線量放射線を浴びることで、正常細胞は放射線に対して免疫力が上がることを実証しました。又、ラジウムの定期的な照射やラドンガスを吸入することで、各種ホルモン分泌が活発に増加することが確認されています。その結果インシュリン（糖分代謝）、メチオニンエンケファリン（鎮痛効果）、ベーターエンドルフィン（爽快感）、アドレナリン（積極行動）などの健康維持や・持続する為の大切なホルモン分泌の増加及びバランス効果が確認されています。

　ラジウム線量は利用期間に比例し、その効果はより高くなります。
　①ガンキラー細胞と呼ばれるＰ５３細胞の活性化
　②リンパ球と呼ばれるＴ細胞の活性化
　③酸化抑制酵素ＳＯＤ・ＧＰｘが飛躍的に増加
　④各種ホルモンの分泌が増加
　⑤細胞の防護機能が高まる
　⑥細胞膜の透過性が向上
　⑦ラジウムの電離作用による強力なマイナスイオンの発生
　ラジウムには、温熱作用に無いすばらしい効果が期待できます。ガンやリウマチ、ヘルニアなどに優れた鎮痛効果、発病の抑制、寿命の延長、老化予防、美肌効果、放射線に対する耐性、制ガン抗ガン作用、ストレスの軽減、免疫力の更新、ホルモンのバランス調整や活性酸素病の軽減、等等です。