ガンはなぜできるのでしょう 　 長寿の癒し本舗

　ガンとは、細胞の中にできた異常細胞が増殖し、腫瘍ができますが一般的な腫瘍の多くは良性と言われ、悪性腫瘍と呼ばれるものがガンと呼ばれます。
　体には突然変異や異常な細胞など、有害細胞（ガン細胞等）が一日に100万個できるといわれて、その中に有害細胞を積極的に排除するアポトーシスという自殺機能があります。ガン細胞は自殺のメカニズムを忘れた細胞です。
　ガンの発生メカニズムは単純なものではありません。また短期間に発病するものではないともいわれています。
　第一段階で細胞の遺伝子が変化し、ガン化の第一歩をたどります。この段階では外見上何の変化も見られません。次の第二段階で、増殖する促進作用でさらに増殖をするのですが、ここで促進する作用がなくなると細胞は元に戻ります。この段階では自然に治癒したり、ただのデキモノで終わってしまいますが、さらに次の第三段階まで増殖すると、悪性化して本物のガンになります。この間五年から十年かかるといわれます（平均10年と言われます）。
　ガン細胞はサイレントキラー細胞と呼ばれ。ガンに犯された臓器は、多くの場合すぐに症状が出ず、発見されたときには既にガンの第二期症状や手遅れの状態が多いのです。
　また、外因的要因による低酸素、毒物、高熱、放射線による細胞膜の破壊などによる細胞死をネクローシス（壊死）といい、細胞内の毒素が流失し、他の細胞に影響を及ぼす事があります、症状によっては漢方医学や東洋医学でいう好転反応などと呼ぶ場合もあります。
　ガンの早期発見早期治療は、現実には、発見された時点ではかなり進行しているといわれています。フランク・Ｔ・小林医学博士は「腫瘍マーカー総合検診」で早期にガンの種類や病状を知る事ができるといわれています。
　マーカーには①ガン細胞から出る特異マーカー　②ガンの間質から出る関連マーカー　③ガンの新生血管から出る増殖マーカーがありそれぞれのマーカーを３〜４個ずつ、合計10個組み合わせる方法で、初期ガンでも８割以上の確立で検出できると言っています。
　現在は、主に特異マーカーを追いかけており、ガン細胞がある程度大きくならないと発見が難しいとされています。